下部内視鏡検査


 平成19年度より拡大内視鏡を導入いたしました。

 先端に100倍ズーム機能を有し、ポリープの微細なピット(腺口)を観察することにより、瞬時にポリープの良性・悪性がわかり、さらにその場で切除するべきか、経過観察かの判断ができます。 

また当院は、10mm未満の小さな腫瘍性ポリープを専用スネアーでポリープの根元を絞めて粘膜の病変のみを摘除するコールドポリペクトミーを日帰りで行っております。

*ポリープの性状や個数等によっては、当院で切除できない場合があります。その際には、後日紹介状をお渡しし、他病院入院施設への紹介予約をしております。

*感染症対策のため、風邪症状がある方濃厚接触者疑いや検査前に県外など流行地域への行き来がある方は、2週間様子をみていただくために日にちの変更や行動確認等をすることがあります。

 

検査について

 

 ・検査前に既往歴の有無、便通状態、内服薬の有無を確認させていただくため、事前に受診し診察を受けていただきます。(事前受診前の日にち予約はしておりません。お手数ですが、一度受診して診察を受けてからの予約となります。土曜日検査は現在大変混みあっております。ご迷惑をおかけしております。)

 

・健診にて要精査の方は必ず健診結果一覧も持参のうえ受診ください。

 

・検査前日の検査食を当院にて購入していただきます。

 

・原則として、自宅にて洗腸剤をのみ、当日9:00頃当院へ直接受診をしていただいております。

 

・便通の状態にもよりますが、検査は、午前中診療外来終了後12:00過ぎ頃から開始しています。

 

・ただし、高齢でひとり暮らし・遠方から等受診の方は、8時30分頃来院し院内にて浣腸や洗腸剤(水で希釈する下剤)を飲んで、午前中は排便状態を看護師が観察をしながら確認し、昼~午後にかけて検査します。

 

・コールドポリペクトミーを予定されるかたは、検査後当日夕方以外に、翌日受診または電話での対応あります。長時間の運転やアルコール飲酒や激しい運動・遠方旅行は、当院では10日間遠慮していただいております。

 

検査前日

 

・食事制限はありますが、日常生活は普段通り過ごして大丈夫です。(内服薬やシップを休薬していただく場合があります。)

 

・選択した検査食と水分透明な飲み物(水・お茶・コーヒー・紅茶・炭酸飲料・果実の入らないジュース・)は

  普段より多めに飲んでください。豆乳・牛乳・青汁・スムージ・アルコールは控えてください。

 

・市販のアメやガム・ソフトキャンディは、検査当日受診直前まで食べることができます。

 

・夕食後に便通を整えるためにお薬を飲んでいただきます。内服薬は服用してかまいません。

 

検査当日

 

・朝から絶食です。 糖尿病治療薬は絶食ため服用できません。それ以外の内服薬は、食事できませんが服用できます。

 

・経口腸管洗腸剤(水で希釈する下剤)を服用します。このとき合間を見て水またはお茶も飲んでいただきます。               アメやガム、ソフトキャンディは来院直前まで食べることができます。

 

・下剤を服用中に強い腹痛・吐き気・むかめき・めまい等ある場合は、服用を一旦休止し、

 院長携帯(8時30分からは当院電話可)へ連絡し、症状と便の回数様子などを伝えてください。

 

 

・検査前にカメラの挿入のため、腸の動きを鈍くするために注射しますので、ご自身での車来院は控えてください。

 

遠方・受診時都合で車受診希望の方は、院長とご相談していただくことになります。

 

 

・受診後は、待合室にて検温・血圧測定・便通カードに記入して、お待ちください。

 

・検査当日受診してから排便状況や回数を確認します。

 

排便状況によって午前中は、院内で下剤を追加で服用したり、座薬をさしたりと便通を整えます。

 

便通が良い方も、院内に滞在していただき水分補給しながら休んでいただきます。

 

便通状態にもよりますが、検査開始は午前中診療終了後(12:00過ぎ)となります。

 

・担当看護師がご案内し、検査着に着替え検査の準備をしていきます。

 

・検査前に薬を注射しその薬による副反応があるため、車での来院はご遠慮いただいております。

 

検査後の注意

 

・検査時間は約1時間です。

 

・検査後は、トイレに行っていただき、げっぷやおならがでたか、お腹の張りがないか等を確認します。(検査後の状態観察のためです。)院長より検査の説明診察あります。

 

・場合によって、検査前後から点滴をすることがあります。

 

・帰宅後の飲食に制限はありませんが、刺激物のない消化の良い食事をおすすめします。

 

*コールドポリペクトミー施行された方は、当日夕~翌日午前中水分のみ摂取で、翌日当院受診または電話での対応としていただいております。 

 

受診の際は体温・血圧測定し、お腹の具合や張り具合を医師が診察し、食事可能な時間帯をお知らせします。電話での際は、体温測定、お腹の張りおならの有無等を医師が対応していただいております。